スーパーに梅が並ぶと、
心が躍ります♫
夫が昔ながらの酸っぱい梅干しが好きで、
毎年祖母が作ったのをもらったり、
夫の母が作ったものをいただいたりしていましたが…足りなくて。
手作りのすっぱーい梅干しって、スーパーに売ってないんですよね。
かつお味や蜂蜜漬けなど、甘めな梅干ししか見当たらず。
地元の直売所でも、塩漬けの酸っぱい梅干しってなかなかないんです。
(甘い梅干しの方が人気があるのかな)
なので自分で作るようになり、
今年で4年目になりました!
初めての年はどうしたらいいのかネットで調べて試行錯誤でなんとか作ったものの、
できたものは塩分が濃すぎて梅に塩の結晶がついたり、
実がしまりすぎてジューシーさが全くないものができたり。
最初は結構散々な出来でしたが、
場数をこなすとできるようになってくるものですね♪
最初は時間も手間もかかると思っていましたが、
仕込みと干す作業以外は、ほぼ放置。
手順がわかれば想像しているより簡単でした。
なにより、好みの梅干しをたくさん作って食べることができるのがうれしいです!
では、やってみましょう!
◎作り方◎
梅 1kg
塩 180g(梅に対して18%)
梅酢が上がってきたら紫蘇の準備もします。
紫蘇 300g(好きな量で大丈夫)
塩 6g(紫蘇に対して約18%。梅の塩分比率に合わせる)
1. 梅を傷つけないように優しく洗い、爪楊枝でへたを取ります。傷んでいる梅はカビなどの原因になるので取り除きます。
2. キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭きます。(へたの部分に水分が残っていることが多い)
3. 熱湯消毒やアルコール消毒をした瓶に、梅と塩を入れます。重石があれば乗せます(重石がなくても大丈夫)
これで仕込みは完了。
4. 3日ほど経つと、こんな感じです。
少しずつ梅酢が出てきました。
もう少し梅酢が出てきたら1日1回優しく瓶をゆすって、梅に酢が回るようにします。
1週間ほど経つと、こんな感じです。
5. 20日ぐらい経つと、完全に塩が溶けました。
6. 梅の塩が溶けたら、次は紫蘇を入れていきます。
まずは紫蘇のアク抜きをします。
紫蘇をよく洗って、水分を取ります。
7. 紫蘇をボウルに入れ、塩の半量を入れてよく揉みます。
※手が黒くなるので、気になる方はゴム手袋などしてください。
たくさん水分が出ますので、紫蘇を絞って水分を捨てます。
8. 残りの塩を入れてさらに揉みます。
また水分が出てくるので、よく絞り水分を捨てます。
これでアク抜きできました。
9. 水分を絞った紫蘇に、梅酢を少しずつ入れます。
紫蘇の色が綺麗に変わります。
10. 紫蘇と梅酢を、梅が入っている瓶に戻します。
11. 梅雨が明けたら天日干しします。
梅、紫蘇(なるべく広げる)、梅酢を干します。
3日続けて干せたらベストですが、自分の予定に合わせて干しましょう。
12. 表面は乾き、中はジューシーな状態になりました。
紫蘇もカラカラです。
13. このまま保存してもよいのですが、梅酢に戻して保存してもよいです。好みですね。
14. 紫蘇も甘酢に戻してもいいのですが、ゆかりにしたいので、カラカラに乾いた紫蘇をミルミキサーにかけて細かくします。
梅干し&ゆかりの出来上がりです!
時間がかかりますが、手塩にかけた梅干しは格別です!
先人の知恵がつまった保存食、ぜひ作ってみてください♫